クリスマスに初落語

ほぼ日の「はじめての落語」に行ってきました
落語を見に行くなんて生まれて初めて、興味もなかったし
友達に誘われなかったら行こうとは思わなかっただろうな

会場は六本木のラフォーレミュージアム、ふだんは落語をするところではないです
駅から会場まではほぼ日スタッフが誘導のためにあちこちに立ってます
立っている方の中にはコンテンツ内で見覚えのある方も
ハロウィンにカボチャに穴開けたりしてる方もいたりなんかして
ちなみに誘導スタッフは背中にライトを背負って頭上から自分を照らしてました(笑)
スタッフはオレンジのユラールTシャツ、貸してくれる膝掛けはやさしいタオル
なんか、こんなとこの雰囲気もなんとなくほぼ日だななんて思ってみたり
会場に着くと前半分が桟敷席、後ろ半分がイス席、その真ん中に4畳半の畳ステージ
僕の席は畳のすぐ後ろのイス席最前列、すんごいとことれたなぁ


今回は立川志の輔さん、ペヤングのまろやか〜な人ですね
構成は古典が1本、こたつ対談、新作が一本
古典は「甕算」、ある男が値切りがうまいゲンさんを連れて水甕を買いに行くお話し
この話、春風亭昇太さんのをCDで聞いたことがあるんだけど、話が微妙に違うの
あとのこたつトークで理由が少し分かったんだけどね
で、話はというと
とにかくおもしろい、江戸時代の話がたしかに題材なんだけど、今でもあるような
実際にありそうでなさそうな、あったら本当に楽しそう
そんな感じのいつの時代にもどこにでもあるような日常な題材
たのしかった


こたつトークでは「寝床」というお話を元にいろんな話が
ここでわかったのが、落語は話し手、演じ方なんかによって変わるものなんだって
時にして、人にして、話がはしょられたり、枝付けされたり
客のノリ次第で変わったりもするんだろうなぁ
そういう意味では芝居よりもラフなのかもしれないなんて思ったり


新作は「ディアファミリー」、父の勤続30年記念に鹿の頭の剥製が送られて来た家族の話し
これホント笑った、めちゃおもしろかった
これこそありそう、でもそこまではありえないだろうって感じの話で
そのちょうどいいバランス感覚が絶妙


志の輔さんが落語について、始めに言ってたんだけど
誰かが伝えるためにふだんの何気ない会話を一人でいくつもの人を演じるようなもの
ふだんみんなやっているものが落語の原点みたいなことを言っていて
見聞きしたものを人に興味を持たせるように伝えたのが落語の始まりなのかなって気がしたよ
やっぱりそれってふだんやってることの延長線じゃない?って
人から聞く時って、聞いてることを頭でイメージしながら聞くでしょ?
落語もいっしょで、イメージで来ちゃえばいくらだって膨らませちゃうのよ
もうそうなっちゃったら楽しくなっちゃうね
落語いいよー、いいもの見つけた感じ
今度は寄席とか行けるといいな